文鳥の爪切りに挑戦してみましょう。切り方のコツやポイントをまとめてみました!


文鳥ってお世話が楽ちんすぎて、こんなに手がかからなくていいの!?って生き物なのですが(※個人の感想です)、その中でも鳥わけ…とりわけ面倒なのが爪切りなんですよね。
まず第一に文鳥がめちゃくちゃ嫌がる。
飼い主とまったり過ごしていたかと思いきや、その飼い主にとっ捕まえられて自分の身体くらいある金属製の何かで身体の一部をパチン!と切られるなんて、文章に起こしてみれば恐怖以外のなにものでもないですね。
切った後はちょっぴり文鳥に距離を置かれるので飼い主も傷心します(笑)
次に、切るのが難しい。
暴れる小鳥を片手でそっと握りながら、もう片方の手でタイミングを見計らって切る。
全身を使ってもがくので、翼や脚が折れないか肝を冷やします。
また、犬や猫と同じく鳥も爪の中に血が通っているので、深爪すると流血して大変なことになるのもこわい。
ペットショップや動物病院に依頼するのが一番安心安全ですが、行き帰りの道中が心配で。
文鳥のような小鳥にはハーネスがつけられないので、万が一ケージが開いて逃げてしまったらと思うと気が気じゃないんですよね。
外出を免れないような時以外は外に出したくないので、外部を頼れないなら自分でやるしかないのです…!
というわけで、自宅で爪切りのハウツーにいってみましょう!

そもそもどうして爪切りするの?

伸びた爪を切るのは当たり前でしょ!という感じもしますが、野生の生き物は爪切りなんてしませんよね。
野生だと生活する環境が自然の中のため、ごつごつした木肌を掴んだり荒れた地面の上を跳ね回ったりすることにより、自然と爪が削れていくようなんです。
でも人間と一緒の生活だと、とまり木は人間がきれいに磨き上げたツルッとした棒ですし、跳ねるのも家具やカーペットや飼い主の身体の上です。
そのため飼育されている個体はどんどん爪が伸びていきます。
とまり木にやすりのような機能をつけた商品も出ているようですが、文鳥はくちばしをとまり木にこすりつける習性があるため、くちばしを傷つけないか心配する人もいるようです。
伸びた爪の先端は尖って鋭利になり、服などに引っかかって骨折のようなトラブルに繋がります。
また、爪が長すぎて上手くとまり木を掴みづらくなります。
このため、定期的に爪を切ってあげることが必要になってくるんですね。

文鳥の爪を切ってみよう

「切るったってあんな小さい鳥のか細い脚の先の爪をどうやって…。」
わかります、私も最初そう思っていました。

でもあなたならできるッ!

0.用意するもの

爪切り。これっきゃない。
人間用のやつで大丈夫です。
よく切れるものを使わないと危ないので、サクッと切れるものを選んでください。

1.殺気を消す

「え?いきなりどうしたの?」と思われるかもしれませんが、これ結構大事。
動物って不穏な空気を察知して身構えるので、飼い主の挙動がいつもと違うと勘付いて近づいてくれなくなることがあります。
爪切りは文鳥に見つからないようにポケットに入れておくなどします。

2.文鳥を捕まえる

捕まえ方はその文鳥との関係性によります。
平気で捕まえさせてくれる子もいるでしょうし、だましうちのような形じゃないと捕まえられない子もいます。
手のひらが好きな子なら、両手の上に乗ったところをそっと包みこんで捕獲とかどうでしょうか。
うちの三号は羽根をクリッピングしていて敏捷性がないので、止まっているところを上からむんずと掴んでます。
荒っぽくない方法で、文鳥を手の中におさめられたらOKです。

3.保定する

どうですか、この活きの良さ。

文鳥が暴れて怪我をしないための掴み方を「保定(ほてい)」と言います。
フォークボールを投げる時のような手の形で、人さし指と中指で文鳥の首をはさみ、それ以外の指で文鳥の身体を抑えます(翼は畳んだ状態)。
首をはさむと書きましたが、実際はもがいた時に頭が抜けないように頬の下のあたりを支えるような感覚です。
鳥の首は非常に細いので、首ではなく羽毛が指に当たるだけです。
実際に首に触れられるほどまで締めつけると危険なので絶対にやめてください。
身体はしっかりめに握って抑え込んでも大丈夫です。
ただ保定中はじたばたするので、指の間から翼が出てくることもあります。
その時は力を緩めたり、一度両手で捕まえ直して再度保定しなおしてください。
爪切り中は頻繁にそれを繰り返すことになります。
また、文鳥が逃げ出しそうなほど暴れてフォームが崩れ、保定しなおすのが難しい場合はそのまま逃してあげてください。
一度の爪切りで全部やりきろうとしなくて大丈夫なので、文鳥の安全を優先しましょう。

4.爪を固定する

これはやってもやらなくてもいいですが、やった方が爪が切りやすいです。

お客さん、伸びましたねー。

写真の様に、親指と薬指で切りたい爪の指を挟みます。
文鳥の指を薬指に掴ませるようにするとやりやすいです。
爪が切りやすいのは指一本だけを挟む方ですが、難易度が高いので無理は禁物。
暴れるようならすぐに指を離して再挑戦してください。
鳥の骨は軽量化のため内部が空洞になっており大変折れやすくなっています。
文鳥のための爪切りのはずが怪我をさせてしまっては元も子もありません。
無茶は絶対にしないでくださいね。

5.爪を切る

文鳥の爪ってかわいい。

(ていうか、「血管のその先の白い筒」って何?それが血管なのでは…?)
いよいよ爪を切っていきます。
犬や猫もそうですが、鳥の爪も中に血管が通っているので、切りすぎると出血します。
血の周りに白っぽくラインが見えるので、そこよりも手前で切ってください。
「今いっぱい切っておけば次の爪切りまでの期間が長くなる!」と欲をかいてギリギリで切るとだいたい出血します(経験談)。
切る時は赤く透けている血管の先端から1mm以上空けると安全です。

大変よくできた切り方ができると満足度が高い。

で、実際に切るとこうなります。
右のように切ってあげると、とまり木に止まった時や地面に立った時の接地面がまっすぐで、自然な仕上がりになっているのがわかると思います。
【2020/02/26 追記】

爪が接地面に対して平行です。

いい感じに切れた二号のおみあしを載せておきます。
我ながら切るのうまいぞ。
繰り返しになりますが、暴れているところを無理やり押さえつけたり、無理に爪を切ろうとすると怪我や深爪のもとです。
でも、もたもたして時間をかけすぎても文鳥がかわいそうなので、えいや!と切っちゃう勢いも大切です(笑)
出血してしまったときの対処法
どんなに気をつけていてもうっかり切りすぎることはあります。少しの出血なら放っておけばそのうち止まりますが、点滴のようにしたたり落ちる場合は止血措置が必要になります。
私は出血した爪に小麦粉を塗り込み、爪を指で強く挟んで止血する方法をとっています。
もちろんこれも保定してから行います。
線香で出血箇所を焼く方法もあるそうですが、二次被害が出そうでこわいので私はやっていません。
6.文鳥を褒める、文鳥に詫びる

 「いい子だったねー!」
 「こわいことしてごめんね!」
文鳥が頑張ったんだから、たくさん声をかけてあげてください。
爪切り後に飼い主から遠のいてた文鳥も「ほなしゃーないな」という感じで戻って来てくれます。
なだめすかしたところを再度鷲掴みにして、爪切り第二ラウンドに持ち込むこともできます…が、やめておいた方が無難です(笑)

7.できあがり

前回の方が切るのがうまかった模様。

いい感じになりましたね。
切り口の角度を見るに、前回の方がうまく切れてたみたいです。
でも血は出てないし、今回もうまくいきました。
というわけで今回は文鳥の爪切りについてご説明しました。
挑戦してみたい方はまず自分で試してみて、難しければ病院やショップに頼りましょう!
文鳥オリジナルグッズもよろしくお願いしますー!